どーにもその生きざまが気になってしまう、
西原理恵子さん。
でも、どーしても彼女の絵が苦手な私…。
何度本屋で手にとっても、
彼女執筆の本は買うことができず、
結果、この本を買いました。
- 西原理恵子の「あなたがいたから」―運命の人鴨志田穣 (NHK「こころの遺伝子」ベストセレクション)/著者不明
- ¥980
- Amazon.co.jp
「著者不明」になってますが、
番組「こころの遺伝子」で
彼女を取材したNHKのディレクターが
書いているものです。
読みながら泣いてしまいました。
生きていることがつらくてつらくて、
生き続けることが、どうしてもできない人がいること。
生きることが死ぬより辛いと感じる人がいること。
私には鬱の親戚がおりますが
彼の苦しみを思い浮かべてしまいました。
バブル崩壊後、
日本は自殺者が増えて大問題だとばかり思っていましたし、
その私の親戚にはもちろん、
死んでほしくないと思っていましたが、
どうしても死にたいときは、
それがどんな理由であれ、
死ぬ自由があってもいいのではないかと
思いました。
その一方で、「どん底でこそ笑え」。
死にたければ死んでもいいよ。
その自由はあるよ。
生き続けねばならないと思ったら、
ますますつらいよね。
でもね、生きているだけで、もうすごいことだよ。
生まれてきただけですごいことなんだよ。
生まれてきただけで奇跡のようなことなんだから
それだけで幸せなんだから、
いつでも笑っていればいいんだよ。
たとえ、どん底のように思えるときでも…。
そんなメッセージを、この本から受け取りました。