●「過去や未来に飛ぶ」ってどういうこと?
あなたが笑顔になるまで寄り添うカウンセラー 八馬ゆみです。
遅くなりました。
優加さんよりいただいていたご質問、答えさせていただきます。
そしてそれがよろいを脱ぐこと(価値観をゆるめたり脱ぐことでいいでしょうか)と、どんなふうに関係があるのか知りたいです。
優加さん、ご質問、ありがとうございます。
過去や未来に飛ぶというのは、頭の中の話です。^^
悩み多き人は、基本的に、過去のことを悔やんでいたり、未来のことを不安に思っていたりしています。
このように過去のことで頭が支配されたとき、あなたは過去に生きています。
すなわち、過去にタイムスリップして、今に生きていないんですね。
これが過去に飛ぶこと。
そして、未来のことを不安がって、「これから起きるかどうかもわからない不安」に頭が支配されているとき、あなたは未来に生きています。
これは「未来に飛ぶ」となります。
人は、現実的には「今」しか生きられないのに、「過去」や「未来」で頭をいっぱいにして、「今」を捨ててしまっていることが多いのです。
「今」しか生きられないのに、「今」を捨ててしまったら、人生を捨ててしまうようなもの…と思いません?
脳は、どうしても過去や未来に飛びがちです。
過去に何があったかを思い出して、それを未来につなげようとするんです。
それは人間の防衛本能として大事なこと。
「熱い物に触るのは危険」というのは、「熱い物に触るとやけどする」という「過去の記憶」や「情報」があるからこそ…ですね。
ですから、あなたの人生に必要な、適性な過去の記憶や情報は大事にして欲しいんです。
(そうやって、あなたのご先祖様は生き延び、生殖し、あなたを地上に送り出してくださいました)
でもたとえば、こんな記憶はどうでしょう?
「私は母に愛されなかった、だから、結局、夫にも愛されないに違いない」
これは愛されなかった過去は、(多くの場合)適切な過去の記憶でもないし、夫にも愛されないというのは、確実な未来でもありません。
(本当に親に愛されなかったら、このブログを読めるほど、大人になるまで生き延びることは不可能です)
親に愛されなかったことが(あなたにとって)事実だったとしても、それを未来につなげることで、あなたは幸せになれないなら、手放してしまえばいいんです。
そして、「今」を生きて、「今」だけを見て、「今」行動するとどうなると思いますか?
今を生きれば、過去に引きずられることもなく、過去の延長線上の不安な未来に行くこともありません。
たとえばご主人に「離婚したいといわれた」としても、それは「今の出来事」ととらえるんです。
「今、夫は離婚したいって言いたいんだな」と「今」の「事実だけ」をとらえるんです。
「離婚したい」と言うからといって、本当に離婚したいとは限らないかもしれません。
明日は言わないかも知れません。
ですから、旦那様が「離婚したい」=「絶対離婚」ではないんです。
起きるかどうかわからない未来を憂いていると、今する行動に、集中できません。
今する行動とはなんでしょうか?
私は、他者をありのまま、自分をありのままに受け入れることだと思っています。
すなわち「受け入れる=愛」ですね♪
今に集中し、自分や他人に惜しみなく愛を出すことの積み重ねが、思いがけないほど素敵な未来につながります。
過去や未来に飛びそうになったら、今に戻ってみてください。
「ああ、また、過去のことを考えちゃった」
「ああ、また、起きてもいない未来を不安に思っている」
そして、今に集中して欲しいのです。
昨日の喧嘩、昨日の旦那様の捨て台詞に、今、泣かないでください。
脳のタイムスリップを放置しないでくださいね。
もちろん、悲しい気持ちは放置しないで、抱きしめてあげてくださいね。
「ああ、私、過去のことで、今悲しいんだね」とハグハグしてあげてくださいね。
何度も言いますが「できなくても凹まないこと!」。
今、できない自分をハグハグしてあげてくださいね。
明日はできるかもしれません。
そして、したくなかったらしなくていいのですから。
あなたは、「今」、したくないだけのことなんです。
愛しい皆様を心より応援しています。
↓カウンセリングはここでしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。