ラブラブハッピーカウンセラーのゆっちです。
「へえ、こんな本があるんだ♪」という本を見つけました。
- 不倫は別れる理由にならない―カップル再生の処方箋/ジャニス・エイブラムズ スプリング
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
画像がないのは寂しいので私の持ち物でよければアップ。
著者はアメリカで不倫問題を専門とする有名なセラピストだそうです。ただ、この本はもう絶版みたいで、古本でしか手に入りません。アマゾンで早い者勝ちかも…。
「いい本だ」と思うのですが、どうもこの手の夫婦向けの本は、日本では売れてないみたい。
それは日本人が、あまり夫婦問題を重要視していないからだと思います(特に男性が…)。
さて、不倫問題を乗り切るためのステップを著者はこう考えています。
ステップ1:不倫が発覚した時の心理状態の把握
ステップ2:やり直しか離別かの決断
ステップ3:夫婦再生のエキササイズ
ステップ3の夫婦再生のエキササイズでは、なぜ不倫が起きたのか、本人たちの生育歴にまでさかのぼって分析を試みたりしています。これは、しかし、心理学をある程度理解してないと自己分析は難しいと感じました…。
最終的には、不倫した側もされた側も、夫婦そろって自分の責任を認めて、(やみくもに自分ばかりが悪かったと思う必要はありません)
どちらも自己分析し、自己改善し、感情のコントロールを覚え、レベルアップしていかねば、やはり不倫問題は解決できないということです。
そして、この本は「夫婦そろって修復したい」と思っていることが前提になってます。
だけど、その「夫婦そろって」にたどり着くまでがとても難しいんですよね。
つまりステップ2で、しっかり「やり直すか別れるか決める」ことが大事なんだけど、ここを決めないままに、時間を過ごしているカップルは多く、それが「仮面夫婦」になっているんですよね。
でも、私は仮面夫婦を全然否定しません。仮面夫婦の良さもあるからです。「私は、今は仮面夫婦を選ぶ」と
腹をくくればそれはそれでいいんだと思います。(そして、選んでいるのは自分だという自覚を持つこと)
問題を先送りしているという見方できますが、その問題を解決しようとするパワーがないのに「先送りはダメだ」と無理に解決しようとしても、パワー不足で、絶対にうまくいきませんから。
そして、タイトルの「不倫は別れる理由にはならない」というのはもっともだと思います。
不倫は、問題の「現象」でしかなく、本当の問題はすべて、自分の中にあるんだと思います。
依存し過ぎだったり、自立しすぎていたり、ネガティブすぎたり、ポジティブすぎたり…。
これは、不倫に限らず、身の回りに起きるトラブルの、すべてについて当てはまると思います。
その自分の内側の問題に気がつかせてくれるのが、自分に降りかかってくるトラブルなんですよね。
私は子供を産むまでは、人生順風満帆って感じでした。30代はもがき苦しみました。40過ぎてやっと、「ああ、全部自分の成長のためだったんだな」と思えます。そして、「そんなに深刻に苦しまずに楽しめば良かったな」とも思います。
だから、今、苦しんでいる方には、そう言って差し上げたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。