男女関係でうまくいくコツは、相手を好きになる前に、自分で自分を好きになることだと思います。
自分で自分が好きじゃないのに、どうして異性が自分を好きになると思えるでしょうか?
自分が好きでないと、結局自分に好意を寄せてくれる異性がいて、付き合い始めても、「いつかは私を好きじゃなくなるだろう」と信じられず…。
そういう態度をとり続けると、あなたを好きだった人も、あなたから離れて行ってしまう。
結婚しても同じ。
「どうして私を好きになったの?」
「どうして私なんかと結婚したの?」
と奥さんが心の奥底で思っていると、旦那さんはいずれ浮気をする(ような気がする)。
もし、自分で自分のことが好きで、その価値を認めていたならば、旦那の浮気も気にならないと思うのです。
「世界で一番あなたにふさわしいのは私なんだから、やんちゃしちゃダ・メ・よ」って。
自分に自信がなく、自分の存在価値を相手からの愛だけに頼っている場合、浮気されると自分の価値が地に落ちたようで、苦しくなるのではないでしょうか。
そして、相手を恨んでしまう。
ちなみに自分を好きになるということは、ナルシストとはちょっと違う。
ナルシストは、自分の好きなところだけを見て、嫌いなところは見ていないのです。
そうではなく、自分の嫌なところの存在も認めて、「欠点もある自分が好き♪」と言う人が、本当に自分が好きな人。
そして、そういう人は、静かに輝いていると思う。
相手から愛(や承認)を得ようと、飢えていないから…。
私は、やっと最近このことが腑に落ちたのです。
どんなに異性に愛されても、自分で自分を愛してないと、いつまでも愛に飢えた子どもになってしまうのだということに…。
愛は他者から与えられるものではなく、自分の内側からあふれ出てくるものだということに…。
それに気がついたのが、今、通っている日本メンタルヘルス協会の講座のおかげです。
今まで通っていた心理学の講座と一体ここの講座は何が違うのかと考えました。
話している内容は、他の講座でもそんなに違いません。
でも、講師の皆さんの自己受容度が、段違いに感じます。
講師の皆さんが繰り返しおっしゃる I love you, because you are you.
教室には、そういう、ふわああんとした、明るい柔らかな空気が満ち溢れているんですね。
講師から愛があふれ出ているんです。
そして、私も、気がついたんです。
「あれ? 私、自分が前より好きになってる」と。
この3ヶ月間、毎週のように講座に通って、同じ空間を共有することで、講師や参加者から影響を受けたんだと思います。
自分を好きになれなくて、どうしたら好きになれるんだろうとずっと考えてきましたが、そういうことだったんです。
つまり、ありのままの自分を認めるには、ありのままの自分を認めている人と、一緒の時間を過ごすこと。
そういう人からエネルギーを受けて、自分も自然と変わることができる。
そのことを実感することができました。
ああ、私、自分がどんどん好きになってるなあって。
みなさんは普段、どんな人と付き合っていますか?
「こんなふうになりたい」と思う人と、なるべく一緒の時間を過ごし、影響を受けることで、考え方ががらりと変わるかもしれませんね。