第一子というのは、「親の最初の子供」の意味です。
日本では長女とか長男と男女別で順位をつけますが、この場合は、性別をひっくるめて最初の子が第一子となります。
兄弟順位というのは、性格形成において、すごく重要なのでございます。
特にアドラー心理学では、兄弟順位をとても重視しているようです。
私は二人兄弟の最初の子です。
すなわち第一子。
下が生まれるまでは、一人っ子を満喫。
この世の春。
みんな私の言うことを聞いてくれますし、なによりも大事なお母さんを独占しております。
が、しかし、下が生まれると、一気にみんなの注目は妹に…。
もちろんお母さんだって、妹につききりになります。
「おねえちゃんだから我慢してね」といきなり我慢を強いられます。
そして、赤ちゃんのかわいらしさに、二歳児がかなうはずもありません。
そこで、第一子は作戦を練ります。
どうしたら可愛い赤ちゃんに対抗できるのか…
それは「しっかりものになる」こと。
二歳児なりに「しっかりもの」になって、親の関心を引こうとする…ですって。
「●●ちゃん、偉いね、一人でできたんだね。さすがお姉ちゃんだね」と褒めてもらう作戦です。
成長したあとも、第一子は常に兄弟の中のリーダー。
親がいないときは、親代わりになって、弟妹にいつも指示命令をする立場です。
すると、いつも「自分が正しい」と思いがちになります。
そして、そのまま大人になるそうです。
で、その第一子同士が、結婚するとどうなると思いますか????
怖いことに…お互いが「自分が正しい」と思っているので、権力闘争を始めやすいのです。
お互いに「自分が正しい」という先入観が、どっぷりあるので、まったく譲りません。
しかも、第一子というのは、しっかり者で、弁が立つ人が多いので、もうお互いに相手の弱点責めまくりです。
そう、第一子同志のカップルって…あまり相性が良くないらしいのです。
だから、第一子同士のカップルさん。
まずは「自分が正しい」と思うのをやめて、「相手が正しいのかも?」と思うようにするのはどうでしょうか?
そのためには、相手の立場に立つことが大事ですよね。
相手の立場に立って考えるって、本当に難しいかもしれないけど、成熟した女は、これができる!!!!はず。
大人の女になるための一つのレッスンだと思って、取り組んでみるのはどうでしょうかね?