男と女のすれ違いについて書かれた名著「ベストパートナーになるために」(ジョン・グレイ著)にも
「夫(男)は妻(女)の役に立ちたい生き物」とありました。
- ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は…/ジョン グレイ
- ¥560
- Amazon.co.jp
だから、「女に頼みごとをされると嬉しい」って、書いてあります。
女からの頼みごとをしてあげて、「ありがとう」って笑顔でいてもらえるのがうれしい、男の喜びだって。
でも、でも、でも…彼や夫に頼みごとをして、不機嫌に「嫌」と言われたことありますよね?
「嫌」って言われると傷ついちゃうし、「嫌」って言われると、「二度と頼みたくないなあ」って思っちゃいますよね。
でも、それは「頼みごと」を断っただけで、「私」を否定されているわけではないと考え、「ああ、私って、彼に断られると悲しいんだな」って自分の感情を抱きしめて、「そっか。わかったよ。自分でやるね」などと言って、終わりにしちゃいましょう。
「なんでやってくれないのよ~ケチ」なんていって、相手の罪悪感を攻撃するのはダメですよん。(罪悪感攻撃は、関係を破たんさせますよん)
男は女の役に立ちたい生き物ではありますが、自由が好きな生き物であり、したがって女に依存されたい生き物ではありません。
つまり「今、このことで、自分はこの女の役に立ちたいかどうか」の選択権を、男性にちゃんと与えてあげることが、上手なお願いの仕方だと思います。
「断っても大丈夫だ」と思うと、自由度が高まって、かえって喜んで頼まれごとを引き受けてくれるように感じます。
「あなたじゃなきゃだめなの」「私は何もできないの」と心の底から思って頼みごとをしていると、最初は「ういやつじゃ、ちこう寄れ」とおっしゃってくださるお殿様も、そのうちに「いい加減にしろよ。てめえは一人じゃ何もできないのか」と、場末のチンピラになってしまいます。
たとえば、ジョン・グレイさんの本のたとえ話も、妻に頼まれたこととは、「夜遅くに牛乳を買いに行く」でした。
はっきり言って、一般的大人には物理的に難しいことではありません。
こういう難易度のレベルでお願い事をするのが重要です。
つまり、依頼する女が、依存的でなく、自立していることが、男に「断る自由」を与え、それが却って男の「役に立ちたい」気持ちをアップさせるんですね。
ですので、彼に頼みごとが苦手なそこのしっかり者のあなた、「断られても平気」と心の底から思えることだけを、まずは彼に頼んでみましょう。
きっと心から喜んであなたの役に立ってくれるのではないかと思いますよん。
そして、あなたが「ありがと~、助かる、さすが」などと満面の笑顔で喜べば、満足度もますますアップし、
あなたも頼みごとのレベルをどんどん引き上げていくことができるでしょう。
うふふ。
好ましい夫の育成は、長期計画でね!