●「僕を変えた奥さん」小林麻央さんの愛し方
こんにちは、八馬(はちうま)ゆみ、ゆっちです。
先日、悲しいニュースが日本を駆け巡りました。
一昨日の夜、歌舞伎役者・市川海老蔵さんの妻で、フリーアナウンサーの小林麻央さんが、亡くなられました。34歳でした。
もうたくさん報道されているのでもうご存知と思いますが、乳癌で闘病中でした。
5歳の女の子と4歳の男の子のお母さんでした。
ブログはずっと拝見していて、陰ながら応援していました。
私は、何の根拠もなく「必ず治る」と、信じていました。
治ってほしかった。
最期の時…
もうその日は、話もできない状態だったのに、駆けつけた海老蔵さんの顔を見て「愛してる」と言い、息を引き取ったという…。
海老蔵さんは、記者会見で
「こんなに愛されていたのはよく分かっていたんですけど、最後の最後まで愛してくれたことに…」
「私を、どんな部分も、どこまでも愛してくれていたんだな」
「(彼女から)総合的に教わったこと、今後も教わり続けることは愛なんだと」
「僕を変えた奥さん」
お若い方はご存じないかもしれませんが、海老蔵さんは、結婚前は結構なやんちゃさんで、浮名も相当流していたし、婚外子もいます。(認知して養育費を払っているそうです)
新婚時代もまだそんな雰囲気が続いていて、女性を口説いている噂もあったし、酔っぱらって暴行事件なども起こしていました。
その海老蔵さんが、ここまで子煩悩な愛妻家に変わり、本質の幸せ(快楽ではない幸せ)に目覚めたのは、麻央さんの愛の力だったに違いないと思うのです。
旦那様を変えたいと思ってらっしゃる方、知ってほしいのです。
旦那様を変えるのは、あなたの正しい意見や、批判や、上から目線のアドバイスではないのです。
愛なんです。
妻の愛。
「私を、どんな部分も、どこまでも愛してくれていたんだな」と、海老蔵さんが言うように、どんな部分も…です。
そのままの自分を受け入れてもらうことで、本人に変わる力がわいてくるのです。
隠し子がいる夫は愛せない。
暴行事件を起こす夫は愛せない。
結婚しているのに、女を口説く夫は許せない。
もしも、麻央さんが彼の不適切な行動面をとらえ、批判や軽蔑を向けていたら、海老蔵さんは絶対に変わることはなかったでしょう。
夫を変えようとするのではなく、そのままで受け入れること。
愛される妻であり続けること。
夫の欠点でなく、長所や真価を見て、言葉に出して伝え続けること。
本当にそれに尽きると、心から思います。
「そうはいっても、34歳で死んでしまっては、ちっとも幸せではない」
そう思われるでしょうか?
小林麻央さんが以前、BBCに出したコメントです。
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人の死は、病気であるかにかかわらず、いつ訪れるか分かりません。
例えば、私が今死んだら、人はどう思うでしょうか。
『まだ34歳の若さで、可哀想に』『小さな子供を残して、可哀想に』でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、愛する人に出会い、2人の宝物を授かり、家族に愛され、愛した、色どり豊かな人生だからです。
だから、与えられた時間を、病気の色だけに支配されることは、やめました
なりたい自分になる。
人生をより色どり豊かなものにするために。
だって、人生は一度きりだから
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彼女は、その最期の瞬間まで、なりたい自分、そうありたい自分だったのだと思います。
34歳だろうが、80歳だろうが、宇宙感覚だとそれはそんなに大きな差ではない。
ご主人を、お子さんを、周りの人を、愛し続けた人生。愛された人生。
その人生が、不幸なはずないです。
逆に生きている私たちは、自分の人生を生きているでしょうか?
なりたい自分になっていますでしょうか?
そうありたい自分で存在しているでしょうか?
生きているけど、悩みに支配されて、なりたい自分とかけ離れて人生を過ごしていませんか?
悩みは、あなたの人生の中心にしていませんか?
もちろん、そうなってしまうときがあるのは仕方ないけれど、それでもその感情ばかりに人生の時間の多くを振り回されてしまうのは、あまりにももったいないです。
なりたい自分に一歩でも近づいて、生きていきませんか?
あなたの本質・愛を出して、あなたの人生を生きませんか?
偉そうに書いてごめんなさい。
自問しながら書いております。
人に言いたいことは、自分に言いたいことですね。
麻央さん、本当に本当にお疲れ様でした。
ゆっくりゆっくりお休みください。
素晴らしい生きざまを見せていただき、感謝しかありません。
たくさんの愛と勇気を、本当にありがとうございました。