女力アップで夫を惚れ直させる夫婦かウンセラーゆっち@東京です。
私自身、ずっと夫に謝って欲しいと思っていました。
私の妊娠中に浮気をした事実を認めて、謝って欲しかった。
ところで、、夫は18年たっても、未だに謝ってくれません(笑)。
何度も「本当のことを言って。もう怒らないから」と言っても、「誤解だ」の一点張りでした。
(まあ、いつまでも忘れず話題に出すところが、夫にすれば怖いですね)
手紙やら、写真やら、メールやら、彼女に送った花やお金の明細や、彼女に会いに行ったエアチケットの証拠はあったけど、もう、夫に謝ってもらうのは諦めました。
でも、諦めたくせに、結局ずっと許さなかったんだなあ…私(^_^;)。
ところで、どうして謝らなかったのか、心理学を学んだ今になると、理由がわかるんです。
そのうちのひとつは、大きすぎる罪悪感。
「相手がすごく傷ついている」と思うと、かえって謝れなくなる心理です。
たとえば、電車の中で他の人にぶつかってしまった場合、相手が自分の顔をちらっと見たくらいであれば、「あ、すみません」と謝れると思います。
ところが、「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ」と、車内に響き渡るような断末魔の叫び声をあげて、、床に倒れ、そのまま気を失ってしまったら???
そして、口から血があふれ出したら?
「一体、私、何をしてしまったの?」「どうしようどうしよう、どうすればいいの?」
と動揺してしまい、「すみません」という謝罪の気持ちより、「私は悪くないっ」と自己防衛する気も中の方が強くなってしまいます。
「なんてことをしてしまったんだ」という気持ちが強ければ強いほど、「自分のせいじゃない」と思いたいのです。
浮気発覚も、セックスレスも似てると思いませんか?
浮気を知った妻、もしくはセックスを拒否された妻が、断末魔の叫びをあげて苦しむと、「俺はそんなことしてないっ」とか、「俺は悪くないっ」と、自己防衛したくなるのですよ。
そして、妻の苦しみを見ないふりをし始めるのです。
ええ、たしかに、自分のしてること(自分のしないこと?)をきちんと認められず、謝ることのできない男は、弱い男かもしれません。
でも、断末魔の叫びをあげるのも、強い女ではありません。
女の弱さが、男の弱さを引き出してしまい、弱さから憎しみが生まれ、憎しみが憎しみを呼ぶ。
どこかでどちらかが断ち切らないと、この連鎖が止まらなくなってしまいます。
夫婦として一緒に生きることは難しくなってしまいます。
ご主人が謝らないのは、それだけ、「とんでもないことをしてしまった」「妻を傷つけてしまった」と、罪の意識がとんでもなく強くて、苦しんでいるのだと考えれば、なんとなく旦那さんを、許してあげることができそうではありませんか?
どうでしょう?
「謝らないからといって、反省していないわけではない」、逆に「苦しすぎて謝ることができない」と分かるだけでも、許してあげる気持ちが湧いてきませんか?
それから、謝りやすい雰囲気を作ってあげるといいですね。
断末魔の叫びや、床でのたうちまわるのは止めて、「あの、肩がぶつかってちょっと痛かったです」ってやんわり言えば、「あ、すみませんでした。気をつけます」って、相手も謝りやすくなると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。